他人に定義されないじぶんになりたい。

少し前、

NHKの「達人達」という対談番組に

なかにし礼さんが出演していた。

お相手はたしか

ポケモンゴーをつくったプログラマー。

二人をみたとき、

まず最初に

・・・年齢差!!

ってなった笑。

でもクリエーターという職種のひとびとは、そんなとこあっという間に越えていく。

すごいね。

時代を読む人たちって、

たぶん自分のなかに、自分の年齢以外の時間軸が流れていて、

それによって

老いから追われるレールから、しだいにはずれているのかもしれないな、と思う。

ところで。

なかにし礼さんといえば、

わたしの中でいちばん印象深いのは

やっぱりTOKIOの

「AMBITIOUS JAPAN!」。

新幹線で東京駅につくとき流れる歌。

上京するまえ、

東京にくるたびいつもこれが流れるので、

なんとなく、やっぱり東京は、

夢を求めたり

何かを追ったり

そんな思いとともにくるべき場所なんだってなぜか刷り込まれていた。

だって、この曲って、

ぜったい東京をホームとする人向けじゃないと思うから。

就活で東京へくるときなんて、

このメロディが、あのオルゴール調の音で鳴ると、

よし、行こう。

行かなきゃ、戦わなきゃって、

無意識のうちに背中を押されていたような気がする。

そんな曲の作詞をしているなかにし礼さんだけど、

実はポップスだけじゃないし、

さらには作詞だけでもない。

直木賞までとっている。

まさにマルチな活躍ぶり。

対談の中で、

ポケモンゴーのプログラマーの人が、

その幅広さに言及すると、

なかにし礼さんはこんなふうなことを言った。

ポップスのなかにし礼だ、と周りの人が思ったときには、

すでに僕は別のところにいる。

周りに定義されない自分。

想像するとそれは、

なんだか鬼ごっこみたいだ。

たぶん普通の人は、周りの「定義」に追いかけっこされて、

捕まえられて、

なんとなくそのまま、

もう逃げるのも面倒だなと思ってしまう。

そして、たとえ違和感があってもそこに居続ける。

そしていつか、別の場所に行きたいと思っても

走り出すことを忘れているから

もう走れないと諦める。

なかにしさんは逃げることを楽しんでいそうだなと思った。

周りの人が自分を追っかけてくることも。

ざんねん。

もうそこにはいないよ、

って笑っている。

いいなぁ。

そう思った。

行きたいところへ行く。

やりたいことをする。

それが簡単ではないことを、わたしはもう知っているから。

だれかにどう思われるかを気にしないんじゃなくて、

予想を裏切り

楽しんでしまう。

そんなふうになれるかな。

なりたいなぁ。

テレビを見ながら

なかにし礼さんという人に、

憧れと嫉妬の両方を抱いた。

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